秋の鳴く虫を聞く会

 秋の鳴く虫を聞く会は9月に

暑い夏を過ぎて涼しさが感じられる頃の9月中旬の夕方に、毎年野川ほたる村は「鳴く虫を聞く会」を開催しています。
H6年に第1回を開催し、その後毎年継続して実施しています。
場所は、第2調節池の西側にある小金井新橋に集合し、猛暑の季節を過ぎて、疲れた体に涼しい風を感じながら
野川ほたる村村民が鳴く虫について説明し、わんぱく広場の原っぱをゆっくりと歩き、耳を澄まして、聞こえてくる虫
の解説を聞きます。一時、残暑の暑さと日々の忙しさを忘れて、やまべ橋まで涼やかな虫の声を愛でるのです。



原っぱで聞ける虫の声
この一帯には、野川ほたる村が保護活動を行っている小金井市の虫カンタンをはじめ、
古来から日本人好みのスズムシなど、コオロギなど、次のような虫の声がきけます。
ハラオカメコオロギヒナバッタクサキリツヅレサセコオロギアオマツムシ
エンマコオロギケラハヤシノウマオイシバスズシバスズ
ミツカドコオロギヤブキリツユムシカンタンスズムシ
クビキリギスマダラスズナツノツヅレサセコオロギ
ホシササキリヒメギスカネタタキササキリ


カンタンカンタン保全区域

鳴く虫の女王 カンタン
カンタンは、クズやヨモギなどが繁る草地に生息し、成虫は9-10月にかけて鳴き声が聞かれます。
オスだけが「ルルルルルルルル」と連続して鳴きます。
この鳴き声は、やや弱々しも気品があり、涼しい秋の風情ににふさわしい情緒があり、鳴く虫の女王と呼ばれています。
鳴いているのオスですが、鳴き声の特性から、王ではなく、女王と呼ばれています。
小金井市は、水と緑の街づくりを進めており、その象徴として、小金井市は、カンタンを「市の虫」に指定されています。
野川ほたる村は、東京都に要請し、くじら山付近の草むらの刈り取りを保留して保全する区域を定めて、保護し、
観察を続けています。
カンタンは、草むら深くに棲んでいて容易には捕獲できないので、姿を見たり写真を撮ることはとても難しいです。
この画像は、パークレンジャーの金本さんの撮影です。




HPトップページへ      活動トップページへ